苦肉の策

4ツ爪、俗に言うインデベンデントチャックを買ってはいたのですがフランジ製作の問題でストップしていました。
しかし4ツ爪が使えないと不便というか、いかんせん作りたいものが作れない(>_<)

ちなみに国産の4ツ爪は4インチからのようで、自分の旋盤には大き過ぎる為買ったのは外径80mmのチャイナ製k72-80と言うモデルになります。

芯出しは問題ないけれど、締め込んだ時のトルク感というか、爪の嵌る溝の精度はあまり良くないですね。回転中締め付けトルクが抜けて爪が飛んでこない事を祈ります。


で、チャックフランジですが主軸がM30-2.5と、タップも売っていないのとねじ切りも出来ないので新規製作は諦めました。

4ツ爪使用時は貫通穴はなくなっても良いので主軸のコレット引き機構を利用してフランジを主軸側面に押し付ける方法も考えましたがさすがにスリップしそうなので却下。
となると、既存のフランジに変換フランジをかますかとなりますが、できれば有効ネジ山長をしっかり取りたいのと、芯間が少し短くなるのが何か嫌ですね(笑)
また、今使っているフランジは本職の方に製作して頂いたの物なので取り付け穴を増やすのも何か嫌だなぁ。


と言う訳でしばらく図面とにらめっこ。


4ツ爪チャックのインローが55mm、取り付けボルトPCDが66、
対するチャックフランジは北川SC-3に合わせてあるので、インロー60mm、PCD73mm。

ん?

4つ爪チャック自体を削ればフランジそのままでいけるような…

問題は取り付けボルト穴ですね。

PCD73でM6だと79mm、外径80mmのチャックなので外側の肉0.5mm…。

M5にすれば…いやそこは漢ならM6だろ!剛性も下がるぞ!(心の声 うぅ)。

いけるのか?いけるのか?

いけました( ̄▽ ̄)


フランジとのはめ合いもピッタリ。3穴の位置もインデックスで行なってるので完璧でした。(ココがダメだとタップ穴の位置はズラせないので、フランジの穴を拡張する事になる。)


早速ボール盤のクロステーブルのパーツを追加工してみたり。

ボール盤のフライス盤への改造作業が進みそうです。