前回の「イエロー8ozを試すその3」の最後に書いたエアクリ内にカメラを仕込んでみる試み。
実はですね、ちょっと気になっている事がありまして。
というのは8ozスプリングは下の方がジェントルなのにトルキーな感じで良いのですが、トップがどうも良くないんですよね。
具体的に言うと最高速が10%くらい下がった感じ。
で、そうなるとその時ピストンバルブはどうなっているのかと気になるじゃないですか?
って事でちょっくら走行時のエアクリ内を覗いてみたいなと思った次第です。
で、結果としますとイエロー8ozではピストンバルブが上がり切るのに7,000rpmくらい必要かと。
もちろん自分のエンジンではそこまで回せない(回らない?)ので3速6,300rpmくらいまで引っ張ってみた感じですが、全開まであとちょっとといった感じでした。
う~ん、やっぱりノーマルエンジンでは負圧が足りないのか。
NAエンジンではいかに多くの空気を吸えるかが大事なので全開になっていないと言うのはちょっと考え物。
やはり可変バルブとかじゃないと下と上の両立は無理なんでしょうか。
ちなみに車種と対応スプリングの一覧があったので載せておきますと、
やっぱり全然排気量が足りてない?
でもWinSU的には自分のミニはYellow推奨なんですけどね・・・
それはさておき、ではスプリングの選択はどのようにすべきなのか?
気になったので頑張って調べてみました。
これはSUリファレンスマニュアル?(英文)と言う物に書いてあったのですが、どうやら硬いスプリングは薄いニードルを使用する事が出来る為経済性に貢献する。そしてハイスペックなエンジンには柔らかいスプリングが良いとの事。
ん?やってる事逆じゃん( ̄◇ ̄;)
まぁミニのエンジンがハイスペックかは別として(笑)キャブの文献に書いてあるならそうゆう事なんでしょう。
ちなみにこの記事を読むまでは燃費の件で納得出来ない事がありました。以前8ozスプリングは燃費が悪いと書いた事がありますが良い時もあったんですよね。
それはツーリングでおおよそ60〜80km/hくらいでゆったり走っていた時なのですが、初の20km/L台に届きそうな時があったんです。
そしてこの記事、確かにそうなのかも。
と言う事で…
Red4.5ozスプリングに
戻しますた( ̄▽ ̄)
ちなみに4.5ozのスプリングでは、ピストンバルブが全開になるのがおおよそ5,500rpmくらいとキャブクーパーの最大出力点と一致します。
おそらくスロート流速的にもその辺りに計算されているのでしょう。
まとめると
1. ノーマル1271ccでは8ozスプリングはちと荷が重い。
2. スプリングの硬さはカムプロフィールの最大出力点やスロート流速の効率の良いポイントにマッチさせるべし?
こんなところでしょうか。
そういえばウェーバーでベンチュリー径を小さくするトルクアップパーツがありますが、もし使っている方見てましたら、高回転側の感じを教えて下さい。
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