mini 10インチ可 右ブレーキ編

各部トルク/ソケットサイズ

単位はkgf・mです。

個人的にN・mの方が馴染みがあるのでそちらで書いて欲しいけど。

力点がmなんでcmからの換算は100分の1で。

単位が同じならNからkgは約10分の1でOK。

 

ってことで

10kgf・m=98N・m
10kgf・cm=0.98N・m

って感じ。fはForceのf。なくても同じ意味だけど正確には書く。

 

 

ドライブシャフト 33mm(1-5/16)
26.2kg・m 結局割りピンの位置に合わせるので実際はアバウト
(25.5~27.0kg-mなのでこの範囲でピン位置が合えばベスト)

ここってほんとにトルクレンチ要る?意味ない気がするんだけど。

ホイールナット 11/16
6.5kgf・m

キャリパ固定ボルト 9/16
確か5.9kgf・m

 

タイロッドエンドのナイロックナット11/16

3.0kgf・m


ブレーキホース/キャリパー

たぶん5.2kgf・mくらい

 

エア抜きニップル 11mm

適当

 

ブレーキホース/ブリーダー継ぎ手 14mm/24mm

普段の感覚で。

準備

だいたいの工具は揃っているので新しく買ったのはハブボルトを外す33mmソケットだけ。

いちおう予備で銅ワッシャーを買っておいた。

 

ってことで下準備

・エア抜き用のなんちゃってポンプを自作

・キャリパー組み立て

(ローターやホイール、ハブカバーに当たる場合があるのでその場合は削るなりしておく)

・ローター、フランジ組み立て ※ゴムハンマーなどでコツコツ叩きながら増し締めしていく

 

ローターとフランジのビスはロックタイトを塗っておこう。プラス頭は3番でした。

複数点(4点)で留めるので一応トルク管理しておいた。でもネジがプラスってことはそんなに必要ないかも。

必須品/あると便利品

インパクトレンチがない場合、ハブナットを締める/外す時に使うスピンナハンドルは長め(最低でも60cmくらいは必須。延長パイプ等も必須。)を用意。差込角は12.7mm以上はいるかな。19mmだと安心できる。15.9mmはあまり売ってないし用途が限られるので却下。

それとハブ固定にアングルなどを使う場合は丈夫なものを。

 

ブレーキホースも交換する場合は長めのエクステンション(首振り10cm+50cmとかが便利)が必須。

 

パッドグリス なくても可

ピストン側面用のシリコングリス なくても可(塗るなら実際の稼動範囲のみでOK)

作業工程

ジャッキアップ
ボディ側は凹むのでサブフレームに掛けると良い。
左右どちらかで浮かすとボディが歪むので、フロント2輪、リア2輪等で上げる。
安全の為馬ジャッキを掛ける。外したタイヤはボディの下に寝かせておく。

 

ホイールナット

ソケットは11/16inch。ロックナットの場合は専用のロックナット外しが必要。
きつい場合は接地した状態で少し緩めてから上げて外す。
(6kgfmくらいで締められている場合浮かた状態からでも外せるけど、カー用品店などで10kgfmで締められている場合接地してないと意外と外れない事も)

 

ハブナット
インパクトレンチがあれば浮かせた状態でも外せるかもしれない。

ない場合はステーをホイールナットに固定もしくは、タイヤを装着し接地した状態で少しだけ緩めてから持ち上げる。割りピンがあるので後者の場合当然、ホイールを外す→割りピンを抜く→ホイールを装着→接地させハブナットを外すって往復作業になる。

 

キャリパー/ローター/ブレーキホース

ブレーキキャリパーを外す。バックプレートも同時に取り外す。外したキャリパはとりあえずホースに付けたままどこかにぶら下げておく。

シャフトのテーパーカラーを外す。次にローター。きつい場合はゴムハンマーなどで裏側からコツコツ叩きながら引っ張る。

 

シャフトのスプラインのギザのグリスを新しくし、ベアリングにも注入しておく。

ナットのネジ山には塗らないように。

 

交換するローター/フランジ(予め組んである)を装着し、カラーを入れハブナットを締める。

バックプレートは別になくてもいいらしい。あった方がいいとは思うけど。

あとパッドカバーも市販の10インチキットに付属するところを見た事がないので、付けなくても良いんだと思う。

で、ハブナットは実際にやってみるとナットの割りピン用の凹の部分が1個違うだけでトルクが全然違う事に気付く。

あんまりトルク管理する意味はないかもしれない。一応26.2kgf・m前後で締める方向で割りピンの位置が合えばラッキーみたいな感じ?しかしこうゆうとこはやっぱりインパクト使うのは怖いなぁ。

 

ブレーキホース(フロント右)

フロント右左でブレーキホースのボディ側雌ネジの長さが違うので注意。

深くまでネジが切ってある方が右側。要はブリーダーの継手のとこが深い方でオイルラインのエンド側が浅い方。

ちなみに急遽ホース交換する事になり、いつもとは違うミニの専門店でブレーキホースを買ったんだけど、そこの人は左右同じと言っておられた。危うく騙されるとこだった。

 

ホースのボディとの固定ナットは15/16(24mm可)
頭のボルト(側面に穴がある)は14mm・・・だった気がする。

 

タンク、ラインのオイルを抜いておく。

ホースを外す時は頭のボルトを固定し、ブレーキホースの根元を回せば簡単に外せました。

でもはめる時が大変。ここのボルトのシールはワッシャーなので

上から順で、ボルト/銅ワッシャー/継ぎ手/銅ワッシャ/ホース固定ボルト/内刃ワッシャー/ボディ/ブレーキホースってなってるんだけど、如何せん手が入らない。
ちなみに継ぎ手の上下でワッシャーの種類が違うので注意。

 

なので先ずブレーキホースとボディの固定をタイヤハウスのパネルの隙間から行い、

ワッシャーで継ぎ手をサンドイッチして頭のボルトを挿入後、エンジンルーム上部から締め付けた。

この時5~60cm程度(首振り10cm+50cmとか)の長いエクステンションが必要。

ここのトルクは知らないので感覚で。

 

ブレーキホース(フロント左)

フロント左はサービスポートがあるので割と簡単かもしれない。ホース雌ネジの浅い方が左用。

と思いきや自分のミニは左のフレアナットも深いタイプだった。

とりあえずフレアなんで圧着できればいいと思うんだけど、なんか気持ち悪い。今のところ問題ないけど。

ここは先にフレアナットを外してからホース取り付けのナットを緩める。クローフットが欲しい今日この頃。

 

キャリパー交換

組んであったキャリパーにブレーキホースを付け替える。ブレーキホースがゴムならクランプしてオイルを止めておけるみたい。パッドにオイルが付かないように。

自分は軽くマスキングしてせーのでキャリパーを回して取り替える派。

ホースを締める時はキャリパーを装着した時のホースの撚れも考慮して締めると良いと思う。銅ワッシャーは使い回しでOK。気になるなら交換するか、磨いたり焼きなめしして柔らかくするのも良い。で、キャリパーを固定してエア抜きへ。

 

エア抜き

エア抜きはキャリパーを取り付けエア抜き用のニップルが上にある状態で(当たり前か)。車体も水平にする。

ニップルにホースを付け少し緩めてポンプで引いてエア噛みがなくなったら締めて完了☆

走り書きになってるけど、じっくりとやるべし。

オイルタンクが空にならないように注意。一応ブレーキペダルを何回か踏んではエアを抜いてってやるといいと思う。最終的には人に踏んでもらって、油圧を掛けた状態でもエア抜きする。足回りなんでやりすぎなくらいが丁度良いと思う。

後はホイールを付けて完了です。

 

Memo

10インチキットで純正12インチアルミホイールはスペーサーは5mmで履けるみたい。

時間の都合上一時、右側が10インチキャリパ/ローター、左が12インチのままという状態(タイヤは両方とも12インチね)で走らなきゃいけない事になったんだけど、やっぱりブレーキ踏むと左に寄ってく。

実際10インチのブレーキ性能でも問題ないよとは聞くけど、さすがに比べると12インチの方が効くのも確か。曲がる時とかちょっと危険。

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コメント: 2
  • #1

    sex telefony (火曜日, 31 10月 2017 21:05)

    Koziebrodzkim

  • #2

    sek stel (金曜日, 03 11月 2017 18:56)

    Geppert